無垢材の汚れや傷みでお悩みではないですか?
無垢材フローリングの再生からお手入れまでをご紹介します。
何と言っても無垢材の床は、本物の木質であることが魅力。
複合材をつかった最近のフローリングもデザイン性がアップしているとは言え、木の断面がそのまま床になる無垢材の質感には及びません。貼替えたばかりの新しい状態も良いですが、年月を経て変化していく風合いもまた無垢材ならではの醍醐味です。
一方で、キズが付きやすく水分に弱いという弱点があるのも無垢材の特徴です。
時とともに少しずつ変化して行く色艶を楽しめるうちは良いのですが、お手入れを怠っていると、気が付いたら風合いを通り越して汚れが気になる状態になってしまった、ということもあります。
そんな時には、私たちライフプラスにご相談ください。
多くの場合、無垢材は表面を研磨することで本来の木質が蘇ります。
見た目と同時に香りも戻ってきますので、とても気持ちの良い床に再生できるのです。
一般家庭の為の無垢材研磨
床材として使われている無垢は、多くの場合、表面を薄く研磨することで本来の姿を取り戻します。研磨した後のメンテナンスの話は、後述するとして、まずは研磨の様子をご紹介します。
一般家庭での作業の場合、お客様がご在宅であることを前提とした準備が必要になります。
その第一は、養生。木材を研磨した際に飛散する木屑が壁や家具の上に積もって汚れにならないようにビニールシートでカバーします。
そして、使用する器具にはバキュームに接続し研磨するその時に木屑を吸引し飛散しない工夫をしています。
実際の作業の様子は、動画でご覧ください。床の汚れが磨かれるように無くなる一方で木屑の飛散がほとんど見えないと思います。
実際の研磨では、数回に分けてパットの粗さを調整しながら床表面の仕上げを行っていきます。
無垢材の研磨は、下処理
表面を薄く一皮向いたような状態になった無垢材は、無塗装研磨(サンディング)の状態になっています。
初期の目的である汚れは落ち、軽度の傷もとれた状態に出来るのですが、無垢フローリングを綺麗に保つためには保護用のフロアーオイルなどの塗装を行いましょう。
つまり、無垢床の再生のために行う研磨は、その後に行う塗装の下処理だと思って下さい。
無垢フローリングの保護・メンテナンス
先ほど、無垢材の床の保護・メンテナンスとしてフロアオイルなどの処理が必要なことをご紹介しました。それでは、フローリングのメンテナンス塗料の種類を確認しておきましょう。
1、オイル塗装・蜜蝋ワックス塗装
木材の浸透させるタイプの保護剤になります。
無垢フローリング用のオイルステンや蜜蝋ワックスが代表例で、変化が小さいので無垢の風合いを台無しにすることはありませんが、塗布した際にツヤ・光沢が変化することがあります。
又、オイルステンはオイルに顔料を含んだ木材保護塗料で、完全に無色という製品は存在しませんので着色を前提としています。
一方、表面に被膜を形成する訳ではありませんので、防汚効果はあまり期待できません。
メンテナンスの塗り直しは、状態にもよりますが1~2年程度で行う必要があります。
2、ウレタン塗装
ウレタン塗装はフローリング表面に皮膜を作るタイプの塗料です。
被膜を形成するのでツヤ・光沢が上がります。
メリットとしては、汚れにくくなる点。水周りなんかで無垢材を使う場合はコチラを使ったほうが賢い選択かもしれません。
一方、無垢素材表面の質感が変化してしまいますので、無垢材の自然な肌触りが損なわれること、そして木の呼吸を妨げてしまうので調湿機能を失ってしまうなどのデメリットがあります。
3、無垢材向けコーティング:フロアシールド無垢
ライフプラスがご紹介している、マイスターコーティングが開発した全く新しい選択肢をご紹介します。
1、浸透性のコーティング
フロアシールド無垢は、シリコンとフッ素という非常に小さな分子を浸透させることで木材繊維の隙間を埋めていき、撥水・防汚という優れたコーティング効果を発揮します。表面に膜を張ることは一切ありませんので、無垢材の風合いはもちろん木の香りも決して損なうことがありません。
2、木材の呼吸を阻害しない
無垢材を選択されるお客様は、床材に愛着を持って末永く使っていきたいと考えていらっしゃることと思います。
フロアシールド無垢の浸透主成分であるシリコン分子・フッ素分子は、酸素や二酸化炭素が通ることの出来る隙間を残しています。従って、木材の呼吸を全く阻害しません。木材本来の生き生きとした状態を保つことが可能です。
3、オイルステンとは何が違うの?
オイルステンはオイルに顔料を含んだ木材保護塗料になります。その為、汚れを目立たなくするという効果をもっており、完全無色透明な製品は存在しません。
フロアシールド無垢は、完全に無色透明なので施工後の表面状態の変化を視覚で識別することは困難なほどです。汚れを目立たなくするのではなく、汚れの付着を防ぐことを目的とし、風合いを一切変化させない塗料なのです。
4、ウレタン塗装との違い
ウレタン塗装の最大のメリットは、防汚効果ですが、表面に塗装膜を形成してしまうため無垢材本来の風合いが損なわれてしまいます。
つまり、フロアシールド無垢は完全に無色透明な材料を浸透させるので、無垢本来の風合いを一切損なわずに防汚効果を狙った全く新しいメンテナンス材というわけです。
まとめ
多くの無垢材のフローリングは、床面の研磨で再生可能です。
表面を薄く一皮向いたような状態で再生された無垢材は、無塗装研磨(サンディング)の状態になっていますから、その後の保護・メンテナンス処理を行いましょう。
保護の方法には、いくつかの手法が用いられているますが、無垢材本来の風合いを損なわず防汚効果を狙った新たな手法「フロアシールド無垢」があることをご紹介しました。
お宅の無垢床の再生の際には、是非検討してみて下さい。
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